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海外インテリアのトレンド事情は? 流行先取りでおしゃれな部屋づくり

海外 インテリア

家で過ごす時間が長くなった昨今、そろそろ「思い切って模様替えでもしようかな」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。どうせなら、人とは少し異なる自分らしいおしゃれなインテリアを目指したいものですね。
今回は、海外で注目されるインテリアトレンドの中でも、日本の暮らしやマンションに取り入れやすいインテリアスタイルをご紹介します。特に昨今はエコロジーがインテリアのコンセプトに取り入れられるなど、テンションが高まるインテリアトレンドが目白押しです。海外の流行をうまく取り入れて、よりおしゃれな部屋にシフトしてみませんか。

目次
1. 注目カラーは「アースカラーとグリーン」のインテリア
2. サステナブルな家具や雑貨を使ったエコフレンドリーなインテリア
3. レトロな花柄やパターンのインテリアも再燃

1.注目カラーは「アースカラーとグリーン」のインテリア

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新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)により海外では、室内に外の空気や開放的な気分を感じられる、アースカラーとグリーンのコーディネートに注目が集まっています。なかでも壁色にグリーンを使ったインテリアが人気で、ユーカリやオリーブの葉のような落ち着いたダスティグリーンがトレンドカラーになっています。この色をベースにすれば、さまざまなグリーンのグラデーションを楽しんだり、逆にポップな色をアクセントカラーとして取り入れたりと幅広いインテリアスタイルが楽しめます。
また大地に広がる土や砂のようなサンドベージュ、ブラウンなどのアースカラーは、心を落ち着かせてくれる効果も期待できるカラー。室内に緑豊かな自然を持ち込んだような、観葉植物を使ったホームガーデニングにも心地よくマッチしてくれます。

このようなアースカラーやグリーンのコーディネートをマンションで取り入れるなら、リビングも素敵ですが、リラックス感を演出したい寝室や、落ち着きのある空間にしたい書斎などに取り入れるのもおすすめです。たとえばグリーンならアクセントクロス、カーテンなどのファブリックに取り入れれば、さりげなく落ち着きのある雰囲気が作れます。明るい木目やベージュなどのニュートラルカラー、こっくりとしたキャメルやコーヒーブラウンなどの色とも相性が良く、従来のナチュラルインテリアをより洗練された空間に演出することができます。

2.サステナブルな家具や雑貨を使ったエコフレンドリーなインテリア

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地球温暖化の深刻化が大きな問題となっている昨今、世界各国で、SDGs(2030年までに世界の様々な社会課題解決を目指す)の目標達成や、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を減らすために、カーボンニュートラル(2050年までに二酸化炭素をはじめとする温暖化ガス排出を全体としてゼロにする)の実現を目指した取り組みがはじまっています。

地球環境に考慮したライフスタイルがすっかり定着している海外では、エコフレンドリー(環境に優しい)で再生可能なサステナブル素材を使ったインテリアがますます盛んになっています。たとえば成長が早いラタン(籐)、麻、コルク、バンブー(竹)などは、再注目されている持続可能な天然素材。特にバンブー(竹)は、丈夫で軽いのが魅力でキッチンツールから家具など幅広いプロダクトに使われています。
また天然素材のファブリックにクラフト感のある織りや刺繍を施した雑貨やクッション、ラグなども人気。大量生産ではない手作り感を感じさせるこのようなプロダクトは、一点投入するだけで優しく温かみのある雰囲気を演出することができます。

サステナブル素材を使ったインテリアは、従来のナチュラルインテリアだけでなく、意外にもモダンスタイルやすっきりとしたミニマムスタイル、和風スタイルなど比較的スタイルを選ばずに合わせられるのも魅力です。マンションに限らず日本の暮らしに取り入れやすく、気軽に楽しんでいただけます。たとえば今のインテリアにプラスするなら、一人掛けの椅子やスツール、ランプシェードなどの照明部分やウォールアート、ラグなどがアレンジしやすくおすすめです。素朴な素材感が軽やかな印象を作るため、スペースの限られた空間にも圧迫感を与えることなくコーディネートすることができます。

3.レトロな花柄やパターンのインテリアも再燃

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レトロな花柄の壁紙や、70年代を感じさせる個性的な幾何学模様のラグ、ヘリンボーンのフロアなど、どこか懐かしさのあるアイテムも注目株です。特にヨーロッパの田舎でかつて好まれたような花柄や、幾何学模様のラグなどは、少しユニークなインテリアを目指す方にはぴったりです。

とはいえ海外の雑誌などに見られるように、壁一面に使うのはなかなか勇気が必要です。そんな場合は、アクセントとしてクッションやラグに一点投入するだけで、グッとトレンド感のある雰囲気になります。「色が多くてまとまりがなくなってしまうのでは?」とお考えなら、ウォールアートや小物などに柄の中の一色をリンクさせれば、意外とコーディネートもすんなりとまとまります。白やグレイを基調とした北欧モダンスタイルや、すっきりとした印象のシンプルモダンなインテリア、ベロア素材のソファなどと合わせるとよりトレンド感も高まります。そのため「今までのインテリアに変化が欲しい」「シンプルになりがちな空間を華やかにしたい」とお考えの方にも、ぜひ楽しみながら挑戦していただきたいコーディネートです。

いかがでしたか? 時代によって移り変わる海外インテリアのトレンドですが、最も大切なのは自分の「好き」にこだわることだと思います。そのために少々思い切った挑戦をしてみるのも、自分にとって居心地の良いインテリアを作るポイントになるのではないでしょうか。お部屋の模様替えをお考えの際は、ぜひ今回ご紹介した海外トレンドもヒントにしてみてくださいね。

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■この記事のライター
熊谷 皇
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
千葉県出身。鹿児島大学院工学研究科建築学専攻終了。専門は建築環境(温熱環境性能、住宅の省エネ性評価等)。住宅の省エネ基準検討WGの委員、建築環境省エネルギー機構・日本建築センター・職業能力開発総合大学校等の講習会講師の経験を持つ技術者。ライター。
※建装工業株式会社公式HPはこちら

(2022年2月14日新規掲載)
※本記事は掲載時の内容であり、現在とは内容が異なる場合がありますので予めご了承下さい。

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