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コロナ禍における人材採用の動向。〜人事採用担当者に聞く〜

コロナ 就職活動
新型コロナウイルスの感染拡大は、学生の就職活動にも大きな影響を与えています。
新型コロナウイルスの拡大により、合同説明会は早々に中止され、学生にとって複数の企業の情報を取得する機会が失われることとなりました。
その結果、学生と企業のコミュニケーションの場である説明会は、リモート化・オンライン化が主流となり、各企業が様々な工夫を凝らして学生とコミュニケーションをとっている状況です。

今回は、そんなコロナ禍の人事採用に奮闘中のスタッフにインタビューしましたのでご紹介します。

【目次】
・ まず、現在の業務の概要を教えてください。
・ 採用に関して、ポリシーやこだわりはありますか?
・ 新型コロナウイルスの影響で、人事採用にどのような変化がありましたか?
・ コロナ禍の人材採用では、どのような工夫をしていますか?
・ 今年の採用状況は、如何でしょうか?
・ 人材育成について、今後どのようにしてきたいと考えていますか?
・ 建装工業は、どのような方にあっていると思いますか?
・ 最後に就職活動をしている皆様にメッセージをお願いします。

まず、現在の業務の概要を教えてください。

私はキャリア採用で建装工業に入社し、管理本部 人事部に所属しています。建装工業に入社してからは、主に人材採用(新卒・キャリア)、人材育成(新入社員研修、フォローアップ研修)を担当しています。
人材採用では、広告や学校での説明会、外部セミナーの活用などを担当しています。
人材採用は、学生に対する説明方法などが年々変わるので、そのときの状況に応じて柔軟に対応することが求められます。
一方、人材育成では、入社後の教育、例えば新入社員から半年後研修、4年次研修や新任管理者研修などを行っています。
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採用に関して、ポリシーやこだわりはありますか?

まず大前提として、社員の方々には長く勤めて貰いたいと思っています。
そのため、入社する前に建装工業のことを十分理解して頂けるように、また、良い事ばかりを話さないように心がけています。建装工業の一丁目一番地は、建装工業の理念やブランドプロミスといった企業コンセプトです。
したがって、企業コンセプトを理解して、共感してもらうことを特に重視しています。
建装工業が提供するサービスや施工の品質は、一人一人の社員の活動によるものであり、全ての社員が生き生きと働いてもらうことではじめて会社の発展があると思っています。
だからこそ一人ひとりを大切にして人事採用に取り組んでいます。

新型コロナウイルスの影響で、人事採用にどのような変化がありましたか?

オンライン化が急速に進んだことが挙げられます。
昨年までは実際に学校に訪問して、学生と対面形式で面談を行っていましたが、今年は、新型コロナウイルスの影響で、説明会・セミナー・面接を全てオンラインで実施するケースが多くなりました。
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コロナ禍の人材採用では、どのような工夫をしていますか?

学生の立場からみると、近年はインターン(職業体験)というリアルな体験を介して職業を選定する方法が一般的になってきたので、急にバーチャルな方法で職業を選定していかざるを得ない環境になったことへの不安もあると思います。そのような学生の不安を払拭するために、オンラインであっても、より緊密にコミュニケーションがとれるように工夫しています。
例えば、WEB説明会では、少しでもリアルな情報を学生に知って頂くために会社の魅力や雰囲気などがしっかりと伝わるよう工夫しています。
それからWEB座談会・WEB現場見学会では、できるだけ少人数で開催するようにしています。
開催回数は増えてしまいますが、参加する学生が気軽に質問しやすくなるなど、コミュニケーションをとりやすい利点があります。
WEB現場見学会では、実際の工事現場について足場からの視点で、自分が現場を検査しているような疑似体験をすることができると好評です。

今年の採用状況は、如何でしょうか?

今年の人事採用では、女性の皆さんに興味を持って頂く機会が多くあり、嬉しいことに入社予定の人数も例年と比較して多くなりました。
マンションリニューアルは、女性ならではの能力が活かせるフィールドと思っています。マンションリニューアルは、新築と異なり住民の方々が生活しながらの工事になりますし、日中マンションに在宅している方は女性も多いのが特徴です。実際に女性技術者が担当した現場の住民の方からは、「男性だと聞きづらいことも聞けるし、話しかけやすい」、「女性ならではの、きめ細かい配慮が行き届いて助かる」、「工事に対して不安が軽減される」などの評価を頂いています。
既に建装工業ではたくさんの女性技術者が活躍しています。KENSO-Magazineの過去記事でも紹介しておりますのでご参照ください。
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人材育成について、今後どのようにしてきたいと考えていますか?

入社した社員は、一人ひとりそれぞれ個性があり性格も異なります。ですから、一歩一歩着実に自分のペースで成長してもらいたいと思っています。そのために社員研修等を通じて節目毎に自らの成長を感じられるようにサポートしていきたいと思っています。

また、資格取得にも力を入れています。資格取得のための学習時間確保等のサポートをはじめ、受験料の補助や奨励金等のモチベーションを高めるための支援も充実しています。
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建装工業は、どのような方にあっていると思いますか?

現在の建装工業のブランドは、これまで働いてきた社員によって築かれましたが、建装工業のブランドは、これから働く社員によって創造されていきます。
だからこそ企業コンセプトへの共感を大切にしており、そのコンセンサスが得らえる方にとっては、働きがいのある会社だと思います。また、マンションリニューアルは、住民とのコミュニケーションが大切な仕事になりますので、人と接することが好きな、明るく前向きな方が向いていると思います。
社風としては、風通しが良く、変な社内のしがらみがなく意思決定が早い、自分のやりたいことをやれる会社といえるのではないでしょうか。
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最後に就職活動をしている皆様にメッセージをお願いします。

これからの時代は、社会資本として限りある資源を有効活用していくことが重視され、既にスクラップアンドビルドからストックメンテナンスへのシフトが始まっており、建設業におけるリニューアルの市場は拡大しています。リニューアル分野にご興味がある方はぜひ説明を聞いてみてください。

参照リンク
マイナビ
https://job.mynavi.jp/

建装工業ホームページ(採用情報)
https://www.kenso.co.jp/recruit/


■あわせてお読みください。
1. 現場所長に聞く 〜第8回 首都圏MR 工事部 Y.Sさん編
2. 現場所長に聞く 〜第7回 関西支店工事部 F.Tさん編
3. 現場所長に聞く〜第6回 関西支店工事部M.Mさん編
4. 現場所長に聞く 〜第5回 関西支店工事部 C.Kさん編
5. 現場担当者に聞く 〜第2回 首都圏MR 工事部 N.Nさん編


《この記事のライター》
熊谷 皇
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
千葉県出身。鹿児島大学院工学研究科建築学専攻終了。専門は建築環境(温熱環境性能、住宅の省エネ性評価等)。住宅の省エネ基準検討WGの委員、建築環境省エネルギー機構・日本建築センター・職業能力開発総合大学校等の講習会講師の経験を持つ技術者。ライター。

(2021年1月25日記事更新)

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