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現場所長に聞く 〜第9回 設備・内装リニューアル事業部 Y.W さん編

設備工事
建装工業が施工しているマンション修繕工事の現場所長について掘り下げていくシリーズです。
当社の現場所長は、改修工事経験者、新築工事経験者、営業経験者、当社現場一筋など、様々な人が担っています。
今回紹介するのは、設備・内装リニューアル事業部の現場所長です。現場所長の所属は東京ですが、工事出張で地元の中部支店とタッグを組んで頑張っています。

こんな人におすすめ
● マンション設備・内装工事をご検討している方に
● マンション改修業界で働きたいとお考えの方に

目次
1. 現場所長 基本情報
2. 現場運営におけるポリシー
3. 現場運営で工夫していること
4. 現場所長の1日のルーティーン
5. 今回担当の現場の印象
6. 取材を終えて

1. 現場所長 基本情報

取材日 2020年11月
イニシャル Y.W
入社年 2009年
年齢 48歳(2020年10月時点)
部署 設備・内装リニューアル事業部 工事部
第二グループ
学歴 中央工学校 卒業
経歴 設備会社にて、民間、役所発注の新築、改修工事を18年間従事し、建装工業に入社

2. 現場の運営におけるポリシーは何ですか。

私の仕事は専有部に入室し、各種配管工事を行う事を主としていることから、入室する居住者様の気持ちになって物事を考えています。
その中で現場事務所、資材倉庫、仮囲いの設営や共用部の養生には気を使っています。
共用部は、常に居住者様から見られている場所でもありますから、仮設物の設置が雑で養生も雑だと、居住者様に不安を与えてしまうからです。
先ずは、私どもが入室前の見せ場でもありますから、仮設や養生がきちんと出来、奇麗に、そして清潔感ある作業場にすれば、居住者様は安心して入室させて頂けると思っています。
当たり前の話ですが、整理整頓、区画の徹底なども常に考えています。

また、工事着手前に専有部と共用部の調査を実施いたします。調査でイレギュラーな事が発生した場合は、その場で決める事を心掛けています。
その場で決めないと、時間のロスに繋がり、居住者様にもご迷惑をお掛けすることにもなりますので、よく部下にも『その場で決めてこい』と指導しています。
設備工事

養生について語る代理人

3. 現場の運営の中で、工夫していることは何ですか。

施工ミス・工事の遅延がないように、自分の考えを作業員さんにしっかり伝えることをいつも心がけています。
朝礼・昼礼の全員参加、夕礼は各職長を集め、本日の作業に対しての反省や、明日の作業についての打合せをしています。
自分の考えを伝えたつもりでも、伝わらない事もありますから。朝昼晩、作業員さん全員に繰り返し気持ちを伝えることを実践しています。

管理組合様と契約となっていますが、工事の特性上、専有部内に入りますから、各居住者様のご理解が無いとできない工事です。
したがいまして、専有部内工事説明会で、事前に居住者様に工事内容を伝えなくてはなりません。
ご在宅理由、内装リフォームの復旧方法など、わかりやすい資料づくりを行い、お客様にご安心頂けるように心がけています。
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排水管工事状況

専有部内に入室を伴う作業は、居住者様のご在宅が必要な工事です。
工事完成までの1年先の工程を作るのは、1年先まで工事の内容を全て把握しなければならないので非常に大変です。
専有部に入室する工事は、お客様との約束を伴いますので、非常に神経を使います。

→1年先の工程を作るうえで工夫していることを教えてください。
現在行っている設備工事現場は、住戸毎にタイプが異なっていますので、各タイプを把握して理解することが大切です。
特に専有部ですので、決められて日程の中で、工事を完了させなければなりません。
タイプ毎で工事日数が異なるので、作業員さんをうまく組み合わせて有効に活用し、工事を平準化することが腕の見せ所です。
まさにパズルのようですが、居住者様の在宅期間を短くするために創意工夫しています。
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1年以上の工程表

4. 現場所長の1日のルーティーンを教えてください。

通勤中に業務内容を頭で整理して、考えたことに優先順位を付けたり、朝礼で言うべき事をまとめたりしています。
朝礼後、職長さんが作業員さんに正確に伝えていない場合は、フォローするように心がけています。
午前と午後には現場を巡回して、作業員さんの作業状況を確認し、声を掛け、施工状況をチェックしています。
コミュニケーションを円滑に行い、工事品質を高め、工事期間を遵守しています。

もちろん、コロナウイルス感染防止対策として、現場入場時には、社員・作業員さん全員の検温を実施しています。
現場入場前は、サーモカメラによる検温と顔認証による開錠をして、コロナウイルス感染防止対策とセキュリティー対策の両方を行っています(下写真)。
設備工事

サーモカメラによる検温と顔認証による開錠

設備工事

現場事務所内の検温測定器と記録用紙

5. 今回担当されている現場について教えてください。

今回の工事は30階建てのタワーマンションの排水管更新工事で、ECI方式による当社受注物件です。
ECI方式とは設計段階から施工者が参画して技術協力する契約方式となります。
設計段階から、自身の持っている技術や経験、会社の総合力を結集して提案し、工法・価格等の交渉を行い、仕様を確定し、工事の契約を行いました。

当社では、民間マンションの修繕工事で、全国2例目のECI工事となります。
幸いにも1例目のECI方式の工事物件は、私の上司が大阪で施工しましたので、色々と指導を頂きながら工事を行っています。
また、理事長様や顧問様も毎日現場巡回をして頂いています。
現場巡回後は、現場事務所にて進捗状況の説明を行い、居住者様への対応等についてアドバイスを受けながら工事を行っています。

私にとって転換点になる現場と思っています。
無事に竣工を迎えられるように、入室する居住者様の気持ちになって物事を考えて、工事の全ての関係者に感謝して、工事を安全に進める所存です。
設備工事

今回施工しているタワーマンション

設備工事

エントランスにて

6.取材を終えて

今回は、当社の設備・内装リニューアル事業部において初めての記事となります。
また、今回の工事は30階建てのタワーマンションの排水管更新工事で、ECI方式による受注物件です。設備工事、または、ECI方式をご検討している管理組合様は、ぜひ当社にご相談下さい。


■あわせてお読みください。
1. 現場所長に聞く 〜第8回 首都圏MR 工事部 Y.Sさん編
2. 現場所長に聞く 〜第7回 関西支店工事部 F.Tさん編
3. 現場所長に聞く 〜第6回 関西支店工事部M.M さん編
4. 現場所長に聞く 〜第5回 関西支店工事部C.Kさん編
5. 現場所長に聞く 〜第4回 九州支店工事部H.Oさん編


《この記事のライター》
冨沢 彰之
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
群馬県出身 東京農業大学農学研究科農業工学専攻 修了
一級建築施工管理技士・防災士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある男性技術者・ライター

(2020年12月21日記事更新)

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