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きになるね!現場担当者紹介 〜第1回 首都圏MR 工事部 H.Mさん編

マンション 大規模修繕
現場所長と一緒に業務を行っている現場担当者を紹介していくシリーズです。
現場担当者は比較的年齢の若い社員が中心で、所長と並んで工事現場の最前線にいる方々です。新卒の新入社員の頃、初めて建設改修業界に足を踏み入れた頃から、どのような経験を重ねてきているのか、インタビューを行い掘り下げていきます。

こんな人におすすめ
● 大規模修繕工事まっただ中のマンションにお住まいの方に
● 建設業界に興味のある学生さんに
● マンション改修業界で働きたいとお考えの方に

目次
1. 今回の現場担当者 基本情報
2. 現場の運営にあたり、意識していることは何ですか。
3. 現場の運営の中で、大変だなと思う点は何ですか。
4. 現場担当者の1日のルーティーンを教えてください。
5. 今回担当されている現場は、どのような印象ですか。
6. 今後の目標を教えてください。

1. 今回の現場担当者 基本情報

取材日 2020年4月24日
イニシャル H.M さん
入社年 2005年(平成17年)
年齢 35歳(2020年5月時点)
部署 首都圏マンションリニューアル事業部
工事統括部
学歴 工業高等専門学校 卒業
経歴 新卒で建装工業へ入社
東北支店に配属され、大規模修繕工事を経験した後に、2007年(平成19年)に首都圏マンションリニューアル事業部に移動。
その後も大規模修繕工事を多数経験。

2. 現場の運営にあたり、意識していることは何ですか。

工程管理を第一に考えています。工事全体の予定はもちろんありますが、少なくとも1ヶ月先までは細部まで把握するようにしています。
一級建築施工管理技士の資格を持っているので、普段は現場所長として仕事をしていることが多いのですが、今回のインタビューを受けている現場では、耐震改修工事など工事内容が多岐にわたっているので、現場担当者として配属されています。

3. 現場の運営の中で、大変だなと思う点は何ですか。

やはり居住者さんへの対応ですね。工事の運営や職人さんへの指示では、特に大変と感じるようなことはあまりありません。
居住者さんは、施工するマンションさんごとに違いますし、それだけ様々な方がいらっしゃいます。
どうやって対応したらいいかということも、その時々で最善の方法が違いますので、入社して15年ほど経ちますがやはり難しいと感じますね。

4. 現場担当者の1日のルーティーンを教えてください。

マンション 大規模修繕

朝礼の様子

現在は、新型コロナウイルスへの対応策として時差出勤を採用しています。私は早い時間から出勤するシフトになっているので、その前提でご説明しますね。

今回の現場では朝礼の進行を担当しているので、朝いちばんの業務は朝礼の司会です。その日に作業を行う職人さん達全員を集めて、作業班ごとに作業内容や安全上注意する事項を聞き、その日の連絡事項や注意事項などを伝えます。その後は、初めて現場に入場する職人さんへの、新規入場者教育も自ら行います。

次に、工程表と照らして今は検査をするタイミングなので、現場に出て検査を行います。今やっているのは、ひび割れ箇所などの建物の補修をする箇所を調査しマーキングした部分を確かめる検査です。調査の作業に対する検査ということですね。工事の前にある程度の予測から補修数量を見ていますが、こうした項目は実際に足場を立てて調査を行ってから数量を確定します。工事金額にも関わる非常に重要なポイントです。

昼食の後は、午後の作業や翌日の作業の内容を確認するための「昼礼」を行います。これが終わるとまた検査に戻ります。夕方になって、各作業班が全ての作業を終えたことが確認できたら、戸締りをします。
その後は、事務作業をすることもありますが、私は朝早いシフトなのでできるだけ早く帰るようにしています。

5. 今回担当されている現場は、どのような印象ですか。

外壁塗装や屋上防水などの、一般的な大規模修繕工事でおこなわれる工事は、今までたくさん経験してきました。
しかし、今回の工事は耐震改修工事があります。これまで経験したことのなかった工事はたくさんあり、通常の大規模修繕工事と比べると、かなり大がかりな工事をやっているなという印象です。私のように、マンションの一般的な改修工事ばかりやって来たという人に、このスケール感や大変な作業もあるということを、どうやって説明したら分かってくれるだろう、と思っています。

例えば、ベランダを解体して地上に鋼製杭を打つ工事では、まず解体で出るコンクリートの量が多いです。普段の工事では、8立方メートルのコンテナ1台分の廃棄物を週に1回搬出する程度ですが、解体工事が続くとペースが全く違います。
1日に出る廃棄物の量はどれだけあって、どの程度の積載量の車両を何台、何時にどんなルートで動かすのか、ということを考えなければ行けません。
更に、どこかがずれたりイレギュラーなことがあれば、各所に連絡して調整も必要です。廃棄物の搬出ひとつ取っても、普段と全く勝手が違って大変ですね。
マンション 大規模修繕

ベランダの解体によるコンクリート等の廃棄物(一部のみ)

また、杭打ちの工事では、杭打機などのいままで見たことのなかった重機が登場します。普段の改修工事ではまず経験できない工種なので、「大がかりな工事をやっているな」という実感があります。そして何より、初めてのものに触れる機会が多く面白いです。
マンション 大規模修繕

杭打機による作業状況

6. 今後の目標を教えてください。

ゴンドラや移動昇降式足場を使う工事をやってみたいですね。建物全面に足場を組み立てて行う工事とは、工程の組み方が全く違うと思っているので、経験してみたいです。社内でもそうした話は聞いているので、私自身もチャレンジして経験を積みたいと感じています。

《この記事のライター》
大塚 麻里絵
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
埼玉県出身 東京理科大学理工学部建築学科卒業
一級建築士・一級建築施工管理技士を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある女性技術者・ライター

(2020年6月1日記事更新)

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