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【現場取材レポート】「網戸張り替え」の提案 〜中部支店 M.I.さん〜

今回は、引き続き中部支店記事となります。実は、先週紹介した、中部支店のY.Kさんのもとで長く学び、紹介した現場でも担当者として頑張っていました。今回独り立ちした現場での活躍を紹介します。
目次
1. 今回の現場所長 基本情報
2. 現場の特徴
3. ヒアリングで提案して評価されたこと
4. 現場運営の中で、大変だと思うこと
5. 運営の中で工夫していること
6. 所長の1日のルーティーン
7. 仕事のやりがいについて
8. 印象深いエピソード
9. 取材を終えて
1.今回の現場所長 基本情報
取材日 | 2021年5月14日(金)10:00〜 |
入社年 | 2017年4月(入社5年目) |
年齢 | 24歳(2021年5月時点) |
部署 | 中部支店マンションリニューアル部工事部 |
学歴 | 市立女子短期大学 建築・インテリア専修 卒業 |
経歴 | 新卒で建装工業に入社 中部支店へ配属 マンションリニューアルの現場に従事 |
2.現場の特徴を教えてください。
今、担当しているマンションは2回目の大規模改修工事ですが、弊社での大規模改修工事の施工は初めてとなります。
ご縁として、一昨年に屋上アスファルト防水改修工事を弊社で行わせていただき、その関係で弊社を、大規模改修工事検討前に知っていただけていました。
建物の特徴として、外壁面の半分以上がタイルで施工されており、下地・タイル補修工事が中心となっております。手摺壁の天端面がすべてウレタン塗膜防水仕様となっているのも大きな特徴の一つです。

3.ヒアリングで提案して評価されたことを教えてください。
本大規模改修工事のヒアリング提案として、網戸の張り替え提案と各エレベーター扉・枠を塗装仕様からダイノックシートへの張り替えを提案させていただきました。
網戸の張替提案について居住者様から、「網戸が古くなったがご自身で張り替えができない、お店で張り替えに行くのは面倒、改修工事の時にやってもらえるのはありがたい」など大変好評をいただいております。エレベーター仕上げの仕様変更については、調査時に台車をお使いになる方が多いからか、当たり傷が目立ったため、少しでも傷を目立たなくするものをと思い提案しました。
ヒアリング及び工事説明会の際は、皆様の前に立って話すことになります。
私は分かりやすく話せるだろうかと、いつも不安と緊張とプレッシャーとの戦いです。
4.現場運営の中で、大変だなと思う点は何ですか。
現場で働く女性が少なく、話すのは私よりも10歳、20歳年上の男性作業員さんと話します。今ではまったく問題ありませんが、新入社員の頃は少し話しにくいなと感じてしまうことがありました。社員についても、入社時は、女性技術者の支店への配置も少なく、異性に相談しづらいときもありましたが、今では後輩もでき、人数が少ないながらも楽しくやっています。本現場の運営として、現場担当者の配置は、私一人のため、基本は全て自分で把握して采配をすることになります。私自身が現状把握できる状況をきちんと作っていくことです。机上の計画だけでなく、現場も確認してお客様の状況や要望も把握したうえで、現場をまわしていくことが大変であり楽しいことです。協力会社の皆様をはじめ、とてもよくしていただいてくれているので良い関係で連携して運営をしています。
5.運営で工夫していることがあったら教えてください。
大規模改修工事は、私たち現場担当者を含め作業員さんなど、多くの人が出入りします。
感染症が猛威を未だ振るう中で、いかにして対策を行っていくか吟味し、居住者様への不安を少しでも減らせるよう、また、作業員さんに対しても安心できる安全な環境を提供し、作業に集中できる現場になるよう日々努めております。
感染症対策としてマスク着用、こまめな手洗い・うがい・消毒、検温(37.0℃以下)
を徹底することはもちろんですが、居住者様との接触を最小限にし、直接話をすることを出来るだけ避け、電話対応や書面でのやり取りにしたり、エレベーター内でご一緒するのを遠慮させていただいたりといった工夫をしています。
上記のコロナ感染症対策を、毎日徹底して行っています。

6.所長の1日のルーティーンを教えてください。
・7:45 現場入場
・8:20 朝礼
・8:30 作業開始(現場必要箇所開錠)
・午前 各所施工状況確認、安全巡回
(その日の作業内容によりますが、安全面、品質面を遵守するのに必要な場合は一日中現場にいることもあります)
・13:00 昼礼
・午後 各所施工状況確認、安全巡回(時間不定期)
・15:30 工事用掲示板更新
・17:30 各所清掃・施錠
・18:30 現場退場・支店で書類処理
毎日入場した作業員さんとはまんべんなく工事以外でもコミュニケーションをとるようにしています。その時に体調など確認ができますし、関係も築け、工事の指示や打ち合わせも円滑に進めることができるからです。
7.仕事のやりがいについて教えてください。
仕事のやりがいは、お客様に『ありがとう』と言ってもらえることです。本当にうれしい気持ちになります。
また、今はコロナによる自粛のためできませんが、現場をやり遂げた後で、現場の仲間たちとの打ち上げや『この現場は〇〇だったね』の思い出話ができるということもやりがいの一つです。
大規模改修工事が私にとって1つの大きな達成感のある思い出だということです。
また、現場が終って1年点検で伺ったときにお客様より、『きれいにしてくれたから今でもバルコニーをきれいに使っているよ!』と伺ったり、すれ違ったお客様から声をかけていただき覚えていて下さっていたことも1つのやりがいです。
8.印象深いエピソードがあったら教えてください。

正直、印象深いエピソードばかりで、これが一番というものは決められませんが、皆様からいただいたものや管理組合様との記念写真を残すようにしているので、一部を紹介させていただきます。ものをいただいたからうれしいではなく皆様からのお心遣いや、その時の自分自身を振りかえることができる思い出一つ一つが印象深いエピソードです。
一緒に工事を行っていただいた仲間である作業員さんたちから『次もまた一緒にやろう。』と言ってもらえたことも思い出深いエピソードです。
9.取材を終えて。
最後までお読みいただきありがとうございます。先週に引き続き、中部支店の現場所長に聞くでした。私も現場所長を行っていましたが、『ありがとう』という言葉は本当にありがたかったです。私はNo8.のいただいたものを写真に残すといった発想はなかったので、私も記録しておけば良かったなと思いました。現場運営は、楽しみもあるし苦しみもある。その中で、各担当者がどうもがきながら答えを出しているか、そんなことが伝われば幸いです。
「工事が思い出に変わる」、これは体験した者だからこそ語る事が出来る醍醐味です。
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