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マンションの害虫対策! ゴキブリはどこからやってくる?

マンション ゴキブリ
外気温が低くなる冬は、ハエや蚊などの虫をあまり見かけなくなることから、害虫対策の必要もなさそうに思えます。
しかし、戸建住宅よりも外気温の影響を受けにくいマンションの屋内空間では、ゴキブリが一年を通して活動し、繁殖している可能性があることをご存知でしょうか?
もしかしたら皆さんも冬にゴキブリの姿を見かけたことがあるかもしれません。
しかし、実は冬の寒い時期は、ゴキブリ駆除のチャンスなのです。今回は、マンションにおけるゴキブリ対策の基本と、寒い時期だからこそできるゴキブリ対策について紹介します。

目次
1.冬でもゴキブリ対策をした方がよい理由
2.ゴキブリの侵入経路は? 家の中のどこにいる?
3. ゴキブリ対策の基本は、侵入経路をふさぎ、エサをなくすこと
4. 大掃除はゴキブリ駆除のチャンス

1.冬でもゴキブリ対策をした方がよい理由

ゴキブリは、寒くなると休眠する種類もありますが、マンションのように比較的暖かい屋内空間では、休眠せずに一年中活動するタイプが増えているようです。
一般的にゴキブリの活動は20℃〜25℃の気温で活発になり、10℃以下では鈍くなる特性があるといわれています。
そのため、冬に見かけるゴキブリは、殺虫スプレーなどで簡単に退治できるのです。
マンション ゴキブリ
ゴキブリは卵鞘(らんしょう)という卵の状態でも越冬します。
卵鞘は袋のようなもので、ひとつあたりに20〜30個の卵が入っていて、暖かくなると孵化(ふか)します。
1つの卵鞘から20匹以上のゴキブリが発生するわけですが、そう考えると、なんとしても孵化する前に始末したいですね。ですから、冬の大掃除にあわせて、ゴキブリの卵鞘も始末するのがおすすめです。

2.ゴキブリの侵入経路は? 家の中のどこにいる?

対策をする前に、ゴキブリはどこから侵入して家の中のどんな場所を好むのか確認しておきましょう。
密閉性の高いマンションでゴキブリを見かけたら、いったいどこから入ってくるのか不思議ですよね。
マンションは戸建て住宅に比べると比較的すき間の少ない建物ですが、ゴキブリはわずか3mmのすき間があれば侵入してくるといわれています。
具体的には、次のような場所がゴキブリの侵入経路になりやすいと考えられます。

・開放時の玄関ドアや窓
・通気口
・排水管・排水口
・エアコンのホース孔

さて、冬の間、ゴキブリはマンションのどのような場所にいるのでしょうか?
ゴキブリは7mmほどの暖かく湿度の高いすき間、例えば、家具や冷蔵庫、電子レンジなどの裏などに潜んで冬を越すといわれています。
また、ゴキブリの卵鞘は、暗くて湿度が高い、キッチンのシンク下や家具の裏、引き出しの内側などに生みつけられることが多く、ときには、段ボールに産卵することもあります。

3. ゴキブリ対策の基本は、侵入経路をふさぎ、エサをなくすこと

マンション ゴキブリ
ゴキブリ対策の基本は、①侵入経路をふさぐこと、②エサになるものを放置しないことの2つです。
この基本を抑えておかなければ、家の中でゴキブリ駆除をしても、侵入や発生をくり返す恐れがあります。

まず、侵入経路の対策例を示します。
・通気口にはフィルターをつける
・排水口の目皿にはネットやストッキングをかぶせる
・エアコンのホース孔にすき間があれば、防水パテなどで埋める
・玄関や窓の周辺にエサになるものを置きっぱなしにせず、清潔に保ち、近くに毒餌(置き型)タイプの殺虫剤を置く

次に、エサになるものをなくす対策です。
ゴキブリは、飲食物、生ゴミ、人間の髪の毛や、フケ、皮ふ片、ホコリ、ペットのふんなどをエサにします。
ですから、こまめに家の中を掃除し、侵入経路となる場所は重点的に清潔に保つよう心がけましょう。
また、産卵場所になるかもしれない段ボール箱も、引越しや荷物が届いたあとなど、早めに処分するようにします。

4. 大掃除はゴキブリ駆除のチャンス

マンション ゴキブリ
ゴキブリはふだん掃除しにくい場所に潜んでいますが、冬は大掃除で家具や大きな家電を動かすことも多いのではないでしょうか。
これは、ゴキブリを駆除するチャンスです。
それでは、実際にゴキブリと遭遇したら、どうやって退治すればいいのでしょう?
新聞紙などで叩く人もいるかもしれませんが、これはあまり良い方法ではありません。ゴキブリの体液が床などにつくと病原菌を媒介する恐れがあるからです。やむなく叩いて始末した場合は、周辺をアルコールなどで消毒しておきましょう。おすすめはスプレーなどの殺虫剤を使うことです。
殺虫剤で弱っても、逃してしまうと産卵する可能性もあるので、最後はビニル袋に入れてきっちり口を閉じて捨てるようにします。
卵を生みつけそうな場所も大掃除のときに念入りにチェックしましょう。卵鞘には殺虫剤が効かないので、見つけたら、潰すか2重にしたビニル袋に入れて捨てます。

冬に自宅でゴキブリを見かけると少しショックですが、今回、ご紹介したように冬の寒い時期は、ゴキブリ退治のチャンスなのです。
ぜひ、大掃除などのときに、侵入経路や潜んでいそうな場所を掃除して、しっかり対策してください。


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《この記事のライター》
熊谷 皇
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
千葉県出身。鹿児島大学院工学研究科建築学専攻終了。専門は建築環境(温熱環境性能、住宅の省エネ性評価等)。住宅の省エネ基準検討WGの委員、建築環境省エネルギー機構・日本建築センター・職業能力開発総合大学校等の講習会講師の経験を持つ技術者。ライター。

(2021年3月8日記事更新)

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