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健康な生活のためのマンション換気 換気扇・給排気口を掃除しよう!

マンション 換気
屋内におけるコロナウイルス感染対策として、「換気」が有効とされています。本来、健康で快適な住空間を保つために換気は欠かせない要素ですが、寒い季節になると、コロナウイルス感染対策のためとはいえ窓を開けることに抵抗がある方も多いかもしれません。気密性が高く、外に面した窓の数が限られるマンションで、寒い季節でも効率よく換気をするには、どうすればいいのでしょうか?

目次
1.マンションで室内を効率よく換気するには?
2.換気扇や給排気口の汚れに注意!
3.できるだけ室温を保ちながら換気するには

1.マンションで室内を効率よく換気するには?

マンションの換気は、24時間換気システムの活用がカギになります。2003年7月以降に建築されたマンションには24時間換気システムが備えられていますが、この設備は常に稼働させておくことで、居室に必要な換気量を確保できるように設計されているので、電源を切らないのが鉄則です。
24時間換気システムが備えられていないマンションでは、定期的に窓を開けて空気を入れ替える必要がありますが、その際にキッチン・浴室・トイレに備えられている換気設備を組み合わせて使うことも有効です。

※適切な換気の方法について詳しくは、こちらもご覧ください。
「マンションでの正しい換気の方法は?」

2.換気扇や給排気口の汚れに注意!

マンション 換気
24時間換気システムはその名の通り常に活用するべき設備ですが、換気扇や給排気口に汚れやホコリが溜まっていると、換気の効果が十分得られません。そのため、定期的に換気扇・給排気口、フィルターの掃除が必要になります。ここでは、具体的な掃除方法を紹介します。

<換気扇・給排気口の掃除>
マンション 換気
※24時間換気システムの換気扇・給排気口は、作業の前に必ず電源を切ってください。また、換気扇や給排気口は自宅内に複数ありますので、全ての箇所を掃除しましょう。

1)フードやカバー、フィルターなど取り外し可能なパーツはすべて取り外します。
2)取り外したパーツの汚れがホコリやススの軽い付着程度であれば、水洗いをして軽く拭きます。また、フィルターの汚れが少ない場合は、掃除機で吸い取ります。
3)油汚れなど、2)の手順で取れない汚れは、中性洗剤を使って洗い流します。落とすのがむずかしいガンコな汚れは、中性洗剤を入れたぬるま湯に20?30分つけ置きし、スポンジや、細かい部分には歯ブラシなどを使って洗いましょう。洗剤洗いの後は、洗剤が残らないよう水でよくすすぎ、乾いた布で拭きます。
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4)取り外せないパーツは、水拭き、または水で薄めた中性洗剤を含ませた布で拭きます。キッチンのレンジフードの落としにくい汚れには、ぬるま湯で薄めた弱アルカリ性洗剤で濡らしたキッチンペーパーを15?30分貼りつけて汚れを浮かせた後、そのペーパーで拭き取り、さらに残った汚れは水で薄めた中性洗剤をスポンジに含ませて落とします。いずれも洗剤を使った後は、仕上げに水拭き、さらに乾拭きをしてください。
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※以上は、あくまでも一般的な掃除の手順です。給排気口のフィルターは、タイプによって寿命があり、定期的に交換が必要です。フィルターの交換時期、適切な掃除の方法やタイミングなどは、製品によって異なることもあるので、事前に自宅の製品の取扱説明書やメーカーのホームページなどでご確認ください。また、高い位置にある給排気口を掃除するときは十分安全に注意し、洗浄の作業では手荒れを防ぐため手袋を着用しましょう。また、不安を感じる場合は、プロのクリーニング業者にお任せしましょう。

3.できるだけ室温を保ちながら換気するには

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気温が下がる冬場に換気をするのは少々つらいものですが、コロナウイルスの感染リスクが高まるため、政府は寒い環境下でも換気を適切に実施することを推奨しています。寒いからといって24時間換気システムのスイッチを切ったり、給排気口を閉じたままにしてはいけません。
できるだけ室温を下げずに効率的に換気をするには、換気扇・給排気口の掃除以外にも下記のような対策を検討しましょう。

・24時間換気システムで常に換気を行う。
・湿度40%以上を目安に加湿器などで加湿する(湿度を上げると保温力が高まる)。
・暖かい空気は上にあがる性質があるため、エアコンの吹き出し口を下向きに設定し、サーキュレーターや扇風機を天井に向けて暖気を撹拌する。
・カーテンを断熱カーテンに交換する。
・窓ガラスに断熱フィルムを貼る。
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・2段階換気を行う(使用していない部屋・廊下などに一度外気を取り込み、暖房器具などで暖めた後、使用している部屋に取り込む)。
・24時間換気システムが設置されていない場合は、窓を常時“少しだけ”開ける(室温は18℃以上をキープできるように暖房で調整する)。

※出典:内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室「寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント」
https://corona.go.jp/proposal/pdf/cold_region_20201112.pdf


そもそも気密性の高いマンションでは常に換気することが重要でなのですが、コロナウイルス感染対策の観点からも益々重要な時代となりました。せっかく24時間換気システムを備えても、それが機能しなければ意味がないので、定期的なお手入れを忘れず、安全な居住空間を維持して健康を守っていきましょう。


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《この記事のライター》
熊谷 皇
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
千葉県出身。鹿児島大学院工学研究科建築学専攻終了。専門は建築環境(温熱環境性能、住宅の省エネ性評価等)。住宅の省エネ基準検討WGの委員、建築環境省エネルギー機構・日本建築センター・職業能力開発総合大学校等の講習会講師の経験を持つ技術者。ライター。

(2021年1月18日記事更新)

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