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検温だけじゃない非接触サーマルカメラ「Face Pass Cam」とは

サーマルカメラ
新型コロナウイルスの感染防止の観点から、様々な場所で見るようになったサーマルカメラですが、見た目は同じでも、機器によってできることが違います。
そこで今回は、以前にも紹介した「非接触で検温もセキュリティ対策も!工事の入退館管理システムとは」で登場した株式会社ダックビルさんにおじゃまして、お話を聞いてきました。

目次
1.株式会社ダックビルとは?
2.「Face Pass Cam」とは
3.検温情報・入退場管理の自動化による省力化
4.発展形!顔認証による、オートロック開錠導入事例
5.今後の展開とこのほかのダックビルの代表技術の紹介
サーマルカメラ

1. 株式会社ダックビル

「ダックビル」ときいてみなさん何を思い浮かべますか?そうです。動物の「かものはし」です。イメージキャラクターにもなっていています。
誰もが知っているある展示場のシステムも手掛けているとのことですが、具体的に何をやっている会社なのか代表の野口さんにお話を聞きました。
サーマルカメラ

(株)ダックビル 代表取締役 野口高志さん

「IoT、5Gの時代において共同住宅においてもIoTのソリューションが求められています。わが社は共同住宅に求められる最先端のIoT技術を供給する企業として居住者の期待にお応えしていきたいと考えております。」(代表取締役 野口高志さん)
なんだが面白いことをやっていそうな会社ですね。それでは、サーマルカメラについて掘り下げていきたいと思います。

参照:(株)ダックビル 公式ホームページ

2.「Face Pass Cam」とは

このサーマルカメラは、高精度の顔認証と検温(マスクの着用確認)を1秒未満で実現できる機器です。
それに加えて、ダックビルで独自開発したクラウドサービスと連携させることで、顔登録の簡易性とログ集計の簡略化を実現しました。
これにより、工事現場で必要な多数の作業者の登録を容易にし、さらに手作業で行っていた。検温と記録について自動化を実現しました。
このことで工事現場での検温記録等の集計に対する負担軽減を図ることができました。

参照:「Face Pass Cam」 公式ホームページ

3. 検温情報・入退場管理の自動化による省力化

工事現場に限らずみなさんのまわりでも、入り口で体温を測って、紙ベースで記録するといったことを行っているケースがあると思います。
人数が多い場合、作業が煩雑となり整理も大変です。
そこで、このシステムが登場します。導入することによりただ単に、体温を測るといったことにとどまらず、だれがいつ、入退場をしたか?その際マスクをしていたか?体温は何度だったか?について、記録を行います。
また、上限温度も自由に設定することができ、上限を超えた場合、アラートを出すとともに、責任者へメールをするといった機能もあります。
こうしたことで、改ざん防止はもちろんのこと、異常がある場合は、すぐに責任者へも通知されるため迅速な対応が可能です。
サーマルカメラ

4. 発展形!顔認証による、オートロック開錠導入事例

ダックビルでは、検温だけじゃない発展形の仕組みとして、顔認証をオートロックのキーとして連動させるシステムを導入しました。
開発のコンセプトは、「現場の負担軽減を図る。」です。工事の施工者の立場からは、鍵の管理に苦労していること、居住者の立場からは、鍵を複製されることや鍵紛失のリスク等に不安をかかえていることに着目し、これを解消するために顔認証とオートロックを組み合わせました。
ダックビルでは、全国への対応が可能ですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
デモ機による体験も可能で、商品やサービスへの理解もより一層深まることでしょう。
サーマルカメラ

デモ機で社内テストをしている様子

5. 今後の展開とこのほかのダックビルの代表技術の紹介

サーマルカメラについては、今後さらに発展させてAI顔認証とともにマンション出入り口での入退館管理について多角的なソリューションの提供を目指しています。
このほかにも、ダックビルでは、マンション内での活用されるIoTデバイスの開発、通信システムの設計施工、弱電設備工事(インターホン、TV協調設備、監視カメラ、など)やマンション専用のTV局構築・運用のお手伝いを行っていますので。お気軽にご相談ください。

参照:ダックビル 公式ホームページ サービス一覧
サーマルカメラ

《この記事のライター》
冨沢 彰之
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
群馬県出身 東京農業大学農学研究科農業工学専攻 修了
一級建築施工管理技士・防災士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある男性技術者・ライター

(2020年9月28日記事更新)

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