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きいてみよう!現場所長紹介 第2回 首都圏MR 工事部 T.Sさん編

マンション 大規模修繕
現在建装工業が施工しているマンションで、現場所長について掘り下げていくシリーズです。
ずっと建設業の中で仕事をしてきた人の中でも、新築工事の経験がある人、ずっと改修業界にいる人、営業部門の経験がある人など、様々なバックグラウンドがあります。
そうした人それぞれの経験を経て、今はマンション大規模修繕工事現場の現場所長を努めているみなさんにインタビューを行い紹介していきます。

こんな人におすすめ
● 大規模修繕工事まっただ中のマンションにお住まいの方に
● マンション改修業界で働きたいとお考えの方に

目次
1. 今回の現場所長 基本情報
2. 現場運営のポリシー
3. 現場運営で大変な点
4. 所長の1日のルーティーン
5. 今回担当の現場の印象
6. 今後の現場運営でやっていきたいこと

1. 今回の現場所長 基本情報

取材日 2020年5月22日
イニシャル T.S さん
入社年 2017年(平成29年)
年齢 66歳(2020年5月時点)
部署 首都圏マンションリニューアル事業部
工事統括部
学歴 私立大学 法学部卒業
経歴 常温亜鉛めっき塗料を輸入する会社に就職
特殊工法であるため施工指導を行った
1990年代後半に建築改修業界へ
鉄骨構造部の塗装工事をはじめ、マンション、オフィスビル、工場、倉庫の改修工事を多数経験
その後建装工業へ入社

2. 現場の運営にあたり、ポリシーとしていることは何ですか。

居住者のみなさんのご要望のうち、私個人のレベルで対応できることはできるだけ早くお応えするようにしています。
網戸の取り付けや工事について分からないことへの質問などですね。本来の工事には含まれていない、お部屋の中の工事に関する相談を受けることもあります。
今施工管理しているマンションでは、在宅率が高いこともあり、居住者のみなさんはご自分が投げかけた質問に、工事側の人間がきちんと対応してくれているのかどうか不安になりやすいんですね。
お待たせしてしまうと、それだけ不安やいらいらも募ってしまいますので、お待たせはしないように心がけています。今回の工事では当初の工事の他に、物干し金物の交換、玄関ドアの戸当たりゴムの交換、共用部の照明器具交換、集会室内装改修といった工事のご要望があり、全ての工事の実施が決まったわけではありませんが、お見積りを頼まれました。
なるべくお待たせしないように作成して提出しました。

3. 現場の運営の中で、大変だなと思う点は何ですか。

マンション 大規模修繕
運営というよりも、自宅から遠いというところが大変ですね。しかし、遠いから残業がしにくいということもあり、仕事は朝や日中に終えるようにスケジュールすることができます。
マンションの改修工事では、工事現場事務所が居住者の方々の生活空間のすぐそばにあります。
残業していつまでも明かりがついていると、居住者さんにも気を使わせてしまったりしますので、18時には事務所を閉めるようにしています。

4. 所長の1日のルーティーンを教えてください。

私は7:30には出勤して、現場の朝礼の前に事務作業などをします。その後、朝礼を終えてからは、基本的に現場に出ていることが殆どです。
検査はもちろんのこと、作業状況の確認は頻繁に行っています。特に足場の組立・解体を行っている時には、ずっと見ているようにしています。
不注意が大きな事故につながりやすい工種ですので、職人さん達が墜落制止用器具(安全帯)を常に正しく使用しているか、いつも見るようにしています。
職人さんからは見えないところから覗いたりすることもありますよ。彼らからすれば良い気持ちはしないかもしれませんが、面倒だから墜落制止用器具(安全帯)を使わなくなってしまうことの方が大問題です。
いつも見ていることで、人間の近道行動(面倒な手順を省略しようとする人間の本能)を抑止したいと思っています。

5. 今回担当されている現場は、どのような印象ですか。

マンション 大規模修繕

物干し金物交換後

今回2回目の大規模修繕工事を迎えるマンションですが、前回の1回目の大規模修繕工事を当社が施工しているということもあり、屋上からの漏水は絶対に止めたいと思いました。
前回の工事では屋上防水は施工していませんでしたが、長いお付き合いをしてきた管理組合さんですし、工事を任された以上は最も大きな悩みの種を解決したいじゃないですか。
マンション 大規模修繕

後からつけた物干し金物でもすっきりと取り付けられるタイプのものを探した

他には、大規模修繕工事も2回目となると、1回目の工事とは違って金物工事が加わってきます。
今回は、物干し金物の交換工事が少し特徴的で興味深いですね。マンションの物干し金物は、天吊りタイプや手すり壁に取り付けるタイプなどがあります。
このマンションのベランダ手すりは、アルミ手摺にガラスをはめ込んだデザインになっていて、これに新しい物干し金物を取り付けなければいけません。
通常はこうしたタイプの手摺の場合は、支柱部分をはさみ込む形で固定します。はさみ込み用の金物があるとすっきり見えないので、様々な商品を調べてみました。
その結果、支柱を分解せずにあと付けできる物干し金物の固定方法を見つけたので、さっそく採用しました。

6. 今後の現場運営で、やっていきたいことを教えてください。

特別新しいことというわけではありません。これまで通りに堅実に、理事会・修繕委員会さんをはじめとした居住者さんときちんと向き合って仕事をしていきたいです。

《この記事のライター》
大塚 麻里絵
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
埼玉県出身 東京理科大学理工学部建築学科卒業
一級建築士・一級建築施工管理技士を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある女性技術者・ライター

(2020年7月13日記事更新)

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