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10年目の若手社員に就職活動時の思い出話を聞きました。

就活 修繕業界

現在の就職活動は年々早まってきています。インターンシップも盛んになってきました。
当社は各所でインターンシップを受け入れ、マンション修繕工事の魅力をお伝えしています。今回は、10年目の若手社員に就職活動時の思い出を語って頂きました。

目次
1. はじめに
2. 学生時代・就活の思い出
3. なぜ当社を選んだか
4. 実際に勤務してみて想像との違い
5. 現在の仕事内容・やりがいなど
6. おわりに

1. はじめに

中部支店にお伺いし、46階建ての超高層マンションの大規模修繕工事施工中現場で活躍する10年目の若手社員に、就職活動時の思い出話を聞きました。
ちなみに本修繕工事現場は、2023年7月現在、中部地方で一番高い集合住宅:マンションとなります。

2. 学生時代・就活の思い出

大学生時代は、建築学科でしたが、建築に関しては、設計やデザインの仕事があることぐらいしか意識していませんでした。実際に建築物の施工に関する仕事があることは知ってはいましたが、当時は正直あまり興味のある分野ではありませんでした。そのため、就活を始めたころは主にハウスメーカーの設計職をメインに志望していましたが、色々と検討を進めていく中で、しだいに施工管理職に興味が出て参りました。
就活時は、地元(名古屋市)近くで働くという拘りが無かったこともあり、大学で開催される説明会等にも参加していましたが、関西圏や首都圏まで足を運んで、数社の会社説明会等に参加していました。
そのため、普段ではなかなか行かない地域や場所に行けることが面白く、割と楽しんで就活をしていたように思います。

3. なぜ当社を選んだか

就活をする中で当初は、新築に関わることのできる会社から検討しておりましたが、元々ある家や建物を建て替えるばかりではなく、古い部分を活かすことや、リフォームして永く使用することや、建築に限らず製品の維持保全に価値を感じていたこともあり、調べていく中で修繕工事を手掛けている建装工業を見つけたというような感じです。
会社説明会で、当時日本の建築物の最高高さのスカイツリーに携わる仕事をしていたことにも、魅力を感じました。当時は、現在の様なインターンシップが有りませんでしたが、丁寧な説明で働くイメージは出来ました。

就活 修繕業界

4. 実際に勤務してみて想像との違い

内定後や入社後の研修で実際の現場見学をさせていただいていたこともあったので初見での大きな違いは感じなかったように思います。
しかし、支店に配属されて毎日の業務になると、思っていた以上に体を動かさなくてはならないことや書類の作成をしなくてはならないことを感じました。また、マンション居住者様へ向けた案内の作成や色々な書類の作成は、特に入社当初は何もわからない状態からのスタートなので一つ一つの仕事にとても時間をかけていたように思います。
現在でも経験のない工事や業務に携わることが多々ありますので、常に勉強を続けているような感覚で仕事をさせていただいております。

5. 現在の仕事内容・やりがいなど

現在は、入社時から変わらず主にマンションの大規模修繕工事現場の施工管理をしています。どの物件も基本的に実施することは同じなのですが、全く同じ建物はありませんので、立地条件や建物のボリューム等を考えて、仕様書や見積内容に基づき、施工計画や段取りを行うことが大きな業務の一つだと思います。工事が始まる前に工事説明会を行い、工事が始まってからは、現場内の巡回を行い、問題点がないかの確認と工程の進捗をチェックすることが日々の業務になります。工事完了しましたら、お客様に完了アンケートを行い竣工となります。

また、居住者様が住まいながらの仕事となりますので、場合によってはクレームをいただくこともあります。しかし、質疑があれば適切に対応や回答を行い、コミュニケーションを意識しながら仕事を進めることで工事に関わる皆様に安心感と納得感を持っていただけるよう努力しています。

コロナ感染症拡大前の事ですが、ベランダで検査等を行っている時に居住者様からお声をかけて頂き、お部屋でコーヒーを御馳走になったこともありました。この様な、お客様と親しくさせて頂けることも、この仕事の魅力です。

若手社員と言っても、私の場合5〜6年前から、後輩社員と共に現場運営を行っています。教えることで自分の理解力が深まる事もあるので、良い刺激になっています。

資格面ですが、1級建築施工管理技士と2級建築士を取得しました。特に、1級建築施工管理技士は、受験できる4年目に学科・実地の両方の試験に合格できました。試験勉強は過去の問題を解いて覚える学習主体で、苦労致しましたが、資格取得をすることにより、工事を任せてもらえる事が多くなりましたので、責任も伴いますが仕事に対する“やりがい”が大きく膨らんだ様に思います。

マンションの大規模修繕工事は、一般に工期は1年以内程度が多く、工事現場が変わる事により、気持ちも新たになります。今回の現場は、階数が高い部位での施工管理は、怖い部分もありますが、外の景色を見る事によりリフレッシュ出来る様な感じにもなります。

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6. おわりに

私の場合は、元々やりたいことがあったわけではないので、良くも悪くも就職活動をする中で徐々に自分なりの方向性を見つけて現在に至っています。
やりたいことがある方は、目標に向けて行動をするだけだと思いますが、どうしようか曖昧な方は、とりあえず興味を持った会社の説明会に応募して話を聞いてみたりすることで何かが見いだせるのではないかと思います。

現在、建設業界も働き方改革などで休暇が増える傾向にあります。本現場でも4週6閉所が定着して、以前より休日を充実して過ごすことが出来る様になりました。

これから、持続可能な社会に向けて、実現していかなければなりません。その中で、マンションの維持修繕は必須な役割と思います。そんな環境で働けることは、非常に有難いと思う反面、責任も重いと思います。
これからも慢心することなく、技術力・新工法などを学び、お客様により快適な工事・より品質が良い工事をご提供できる様、頑張ります!

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■この記事のライター
吉田 秀樹
建装工業株式会社 MR業務推進部 統括部長
愛知県出身 職能能力開発総合大学校(当時:相模原市)卒業
マンション管理士・一級建築施工管理技士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事の営業に従事した経験者

(2023年8月28日新規掲載)
*本記事は掲載時の内容であり、現在とは内容が異なる場合ありますので予めご了承下さい。

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