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ベランダガーデニングをマンションで楽しむ秘訣と諸注意

ベランダ ガーデニング
お庭がなくても、気軽に生活に楽しみと安らぎを与え、四季の移ろいを感じることができるのがベランダガーデニングです。
しかし実際にはじめてみるとイメージと違ったり、上手くいかなくて挫折してしまったりすることも。そうならないために、ベランダガーデニングをはじめる前に少しだけ知っておいた方がよいことがあります。

そこで今回は、自宅マンションのベランダ環境チェックの方法や、ベランダを使うにあたってのルールやマナー、ベランダガーデニング初心者の方におすすめの植物をご紹介いたします。

ベランダの環境やライフスタイルをチェック

ベランダガーデニングをはじめるにあたって、まずは自宅マンションのベランダ環境を知っておきましょう。ベランダにはどのくらい日光が当たりますか? 朝から夕方までの日当りや日光の移り変わりをチェックしてみましょう。
下層階や隣に高い建物がある場合など、あまり日光が当たらないベランダもあります。このようなときには、日陰に強い植物を選べば大丈夫です。日が当たりすぎる場所が苦手な植物もあります。

また、植物は風通しのよい場所を好みますので、風がどのように通るかも調べてみましょう。

もうひとつ知っておきたいのは、ご自身やご家族のライフスタイルや性格です。植物の世話をする時間を毎日作れますか? 出張など家を空けることは多いですか?

忙しいと、気づいたら枯れていたなどということがあります。忙しくても毎日少しでも世話ができるこまめな性格か、うっかり忘れてしまうこともある性格か、ご自身の性格も把握しておきましょう。

どんなライフスタイルや性格でも、自分に合った植物を見つけて、植物とのつき合い方がわかれば、ベランダガーデニングは誰にでも楽しむことができます。
ベランダ ガーデニング

ベランダガーデニングをはじめる前の諸注意

まず、ベランダガーデニングをはじめる前に、建物に最低限チェックしておかなければならないことがあります。

集合住宅のベランダは、専用使用権のある共用部です。非常の際は避難経路となりますので、隣の部屋との仕切りパネルの前はスペースを空けておくことが必要です。また、床面にある避難器具が備えられた避難ハッチの上にものを置かないようにしましょう。

周囲へ危害を加えないための対策も必要です。万が一ベランダのものが上から落ちてしまうと大変危険なため、コンテナや鉢は手すりの内側に置き、あまり高い所に配置しないなど、安全性を考慮したレイアウトが必要です。また台風等、強風で飛ばされるものがないかもチェックしましょう。ハンギングバスケット等は特に注意が必要です。

また、水やりや薬剤を散布するときなどには、風向きによってはよその家の中に入ってしまうことがあります。泥も排水口にはなるべく流さないようにしましょう。雨樋を詰まらせてしまうと、最悪の場合にはゲリラ豪雨時などに逆流するなど、多くの住戸に影響が出てしまいます。まわりへの気遣いを忘れないようにしましょう。

ベランダをDIYする場合は、まずマンションの管理規約や不動産契約したときの利用規定を読み直し、壁に穴を空けてよいのかなど、それぞれの事例に合わせて確認しておきます。不明な場合は、のちのトラブルを避けるためにも、マンションの理事会や管理会社に直接問い合わせておきましょう。

ベランダガーデニングにおすすめの植物、アイテム

ベランダガーデニングには、種や球根からプランターなどで育てる方法、鉢を購入して育てる方法があります。園芸初心者で、すぐに楽しみたい方は気に入った鉢植えを園芸店で購入し、そのまま育てたりプランターなどに植え替えて育てたりする方法がよいでしょう。季節によって色とりどりの植物をコーディネートする寄せ植えも楽しめます。

自宅マンションのベランダに合う植物を見極めるためには、あまり種類を広げずにひとつずつ試してみることをおすすめします。はじめは元気がなくても、徐々に環境に馴染んでくることがあるので、しばらく様子を見ながら我が家のベランダに合う植物を見つけ、種類を増やしていくのがよいでしょう。

初心者向けの花としては、咲く期間が長く、寒さに強いパンジーやキンギョソウ、ゼラニウム、ミニバラ、マリーゴールド、マーガレットなどがおすすめです。
観葉植物は初心者向けのものが多い植物です。ユッカやアイビー、ポトス、サンスベリアなどは日当たりの悪い場所にも強く、土が乾いてから水やりすればよいので忙しい方にも育てやすい植物です。

まずは気に入った植物を見つけたら、園芸店の人に日当たりを好む植物か、暑さ寒さに強いか、水やりの頻度はどれくらいか、などを具体的にアドバイスしてもらうとよいでしょう。
ベランダ ガーデニング
ベランダガーデニングでは、ジョウロ・シャベルとハサミは必須です。道具は多少値が張ってもよいものを揃えた方が、機能的で長持ちします。

ジョウロは先端にシャワーのようになったハス口がついていて取り外しができるものを選びましょう。育てる植物の量に応じて大きさを選びます。しかし、あまり大きいと持つのが大変ですし、小さすぎてもすぐに水を足さなければなりません。小さいジョウロをいくつか用意するという方法もあります。室内でも育てたいという場合には、水差しタイプのものや霧吹きも用意しましょう。

シャベルはベランダガーデニングなら園芸用の小型で軽いもので十分です。アルミやステンレス・プラスチックなど、素材はさまざまですが、強度があり長持ちするものはスチール性、軽さで選ぶならアルミやプラスチック製になります。好きなデザインや実際に持ってみてしっくりときたものを選びましょう。

はさみは剪定バサミや植木バサミなど、育てる植物によっても変わります。1cm位の樹木から草花まで幅広く使える万能バサミなら、応用範囲が広いので便利です。

園芸アイテムは、はじめからあまり多くのものを揃えずに必要に応じて買い足していきましょう。

ベランダガーデニングをはじめるにあたって、最低限これだけ押さえておけば難しいことはありません。気軽に楽しくガーデニングライフをはじめてみませんか。


《この記事のライター》
大塚 麻里絵
埼玉県出身 東京理科大学理工学部建築学科卒業
一級建築施工管理技士を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある女性技術者・ライター

(2019年4月1日記事更新)

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