前職は「道路屋さん」で、いわゆるストックアンドビルドという一度壊して新しいものを作り直す事業をメインとする会社に勤めていました。子供が大きくなってきたこともあり、30代後半ぐらいから転職を意識し出し、40代になって自分のキャリアと収入を上げていこうと決意しました。建装工業に入社した決め手は、道路屋としてのノウハウや技術を多少なりとも活かせるのではないかと思ったことがひとつ。また、建装工業の仕事内容を伺った際に、今あるものをより新しく生まれ変わらせるメンテナンスの仕事は、この先もとても需要が伸びていく仕事だと感じたことも大きな要因でした。
入社当時は40代からゼロスタートという感じで不安もありました。ただ入社してみると、社員感のコミュニケーションがよく取れている風土があって。私の所属する土木リニューアル事業部には中途採用の方もいれば、新卒の若い社員も多いのですが、世代を問わず話がしやすいですし、現場でチームとしてコミュニケーションを取っていこうという意識が高い。私が今まで培ってきた道路屋としての経験を活かせる現場や、知識を教えられる場面もありましたし、私自身も若い子たちと切磋琢磨し、ディスカッションしながらやっていける楽しみがある。会社の方針として、若い子たちなりの意見や考え方、新しい視点を取り入れていこうという意識があるのは、魅力だと感じますね。
会社自体が社員の健康を第一に考えてくれているだけじゃなく、社員の家族まで含めて大事にしてくれているという点が一番大きいです。私は山梨県に持ち家があり、今は350キロ程離れた福島県の現場で働いていますが、単身赴任で離れることがあっても、家族は「この会社であれば」と安心してくれています。福利厚生も手厚く充実しているので、40代での転職にも家族は反対せず応援してくれました。休みもしっかり取れるおかげで週末は自宅に戻って家族で過ごしています。単身赴任なのでトータルの時間では一緒に過ごす時間は短いかもしれないけれど、その分家族との時間を濃く過ごせていると思います。
土木リニューアル事業部という部署で、監理技術者として働いています。現場代理人が現場事業所全体のトップだとすると、監理技術者は現場代理人を支える存在です。主に発注者や工事担当の方々と、品質管理や安全管理などの諸々を相談しながら作り上げていきます。いま私が従事している工事事務所では、塩害等で傷んだ「橋台・橋脚」の補修をしたり、地震による橋の倒壊を防ぐ耐震補強工事を手掛けていて、工事担当の職員や協力業者の方々と、工程や品質についての渉外を行っています。協力業者の方々も同じ目標で現場に入られている中で、そういった方々の意見もやはり貴重ですし、どうすれば現場が円滑に回るかを常に考えながら日々の業務にあたっています。折衝の場面では、道路屋として培ってきたノウハウが今に活きているなと思いますし、仕事としてもやりがいを感じています。
道路屋の頃から建装工業での仕事を通して、ずっと現場畑でここまでやってきたので、この先も現場での作業に励んでいけたらいいなと考えています。もしお声がけがあれば現場代理人にも挑戦してみたいですが、そう簡単なことではないですし、そこは事業部との相談次第なので、まずはとにかく現場での誠実な仕事を続けていくのみです。 働けるうちは現場第一主義で成長し続けていきたいです!
現場で朝礼を行い、協力業者の方々の作業内容を確認。稼働している現場の安全巡視を行います。
事務所に戻り、メールチェックや資料作成などを行います。
昼礼後には、協力業者の主任技術者の方々と打ち合わせをすることも。
事務所での事務処理のほか、現場で問題点などが挙がったときには、現場へ行って打ち合わせや対応を行う場合もあります。
現場が終了した後は、事務所に戻って資料作成などの事務処理を行います。
次の日のスケジュール確認、事務所内の戸締りをして帰宅します。