大学を卒業してから20年程、設備工事を行う会社を転々としてきました。建装工業に転職したのは7年程前。設備工事というのは一般的に建築会社から下請けする仕事が多いのですが、エンドユーザーから直接仕事を請け負えるような仕事にもっと携わっていきたいという想いから転職を決意しました。40代にしての転職でしたが、自分の先輩が同じような状況で建装工業に転職して働かれていたので、色々とお話しを伺う中で背中を押され、私も建装工業への転職を決断できました。発注者の方々と直接やりとりを行い仕事を進めていくという仕事内容に魅力を感じ、この会社なら自分の思っているものや、発注者に対してより良いものを提案できるかもしれないと思い、入社を決めました。
今まで20年間技術畑にいましたが、建装工業ではエンドユーザーに対して伝えなければならない場面も多く、お客様に対してや説明会で大勢を前に話すことに不安はありました。ただ、それを伝えるにはベースとして仕事があり、その仕事には自信があったので、自然と不安はなくなっていきました。それに加えて、社内のサポートも有難かったです。「失敗しても大丈夫」という雰囲気で、説明会やヒアリング、プレゼンなども場にもどんどん挑戦させてくれました。他の人の話を聞く機会にもなるので、対話やプレゼンスキルをどんどん吸収できたと思います。また、私がいる部署は中途採用の方も多く、気兼ねなく色々なことを話したり聞いたりできる空気があります。こんなに社員同士の壁を感じない職場があるんだと、建装工業に入社して驚きましたね。
前職の頃は遅くまで仕事をしなければならない場面もありましたし、それができてしまう環境でもありました。一方で建装工業での仕事は、住人の方が住まわれているところに対して行う仕事がほとんどなので、そういう意味では仕事の区切りがつきやすい。なので、業務が可能な時間の中でのタイムリソースの考え方やスケジューリングが上手くできるようにもなりました。家族と一緒にいられる時間も自然と取れるようになりましたね。前職はゼネコンからの下請けの仕事だったので、物件に対して全権の責任を負う立場ではないところから、今はエンドユーザーから直接の受注になり、いい意味で責任感が高まった感じもあります。こちらの提案の善し悪しでお客様の反応も違ってくるので、自分の中でのモチベーション改革にもつながっています。
主にマンションや集合住宅の内部の設備を更新する仕事をしています。築30年、40年と経過して老朽化した部分の問題をブラッシュアップしていくという内容です。改修工事の場合は既に住人の方が住んでいる状況で、さらにこの先も住み続けられるために、中に隠れている部分を全部更新するという仕事なので、新築工事とは神経を使う部分もまるで違います。今、海外でも建物を修繕していこうという方向にシフトしていく流れが主流になりつつありますが、日本においても修繕が必要な物件というのはかなり多いですし、今後の成長率がかなりある仕事だと思います。
今私は、現場での仕事と並行して3DCADと施工管理で使うアプリの発信・提案を行っています。そのアプリが部署内で採用してもらえるところまできたので、私がいるうちに下の世代の社員にもそれを100%使いこなしてもらって、社内で標準的なものにしていきたいというのが目標です。中途採用で入社した人間でも、成果や説得力さえあれば、積極的にそれを採用してくれる企業風土があるというのは、会社としての魅力だと思います。そんな環境の中で、社員一人ひとりがよりスキルを発揮できるよう、人それぞれ得手不得手があっても、標準ベースでみんなが当たり前のように使って仕事ができるツールを作っていきたいという想いがあります。
7時半~8時前には現場事務所に着くように意識しています。
事務所についてからはメールチェックや朝礼の内容を確認します。
全体作業員を含めた朝礼を行って、作業開始です。
各作業のチェックをするため現場を巡回します。午前中から図面作成などの業務を行うことも。
午後からの作業の確認を行うため、現場を回ります。
施工管理アプリを使って、進捗の管理などを行います。
現場に異常がないかひと通り確認後、退社します。